2015年の7月末,キュー製作用旋盤ML-1800を購入し,ビリヤードキューの自作を開始した。その結果,同年10月に試作1号etude01(下の写真)が完成した。 | ||
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材料 | ||
HomeCenterセキチューで購入した丸棒材Φ40mmを素材とすることにした。 | ハギ材としては,ヒノキ材を用いた(△×20mm×900mm,△×15mm×900mm) | |
フォアアーム | ||
まずは,フォアアームの製作:センターに対して外径を揃え,刃物逃げを作る | テーパーをつけたあと,V字溝を掘る |
違う角度から |
ハギ材を仕込み,エポキシで接着し生ゴムチューブでぐるぐる巻きにして放置 | 接着後 |
ジョイントピン側からハギは4剣(大/小/大/小) |
OLFAのカッターで余分な部分をざっくり削ったあと,旋盤にセットしDCルーターで削りだす | よ〜く見ないとわからないが,4剣ハギの完成:これでフォアアームは一段落 |
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グリップ | ||
次にグリップの作成:刃物逃げを作り,バットエンドリングのテノンを作る | バットエンドリングを仮仕込み |
バットエンドリングの接着:これでグリップは一段落 |
バット=フォアアーム+グリップ | ||
グリップとつなぐために,フォアアームの刃物逃げ部分を切り落とす。ハギがズレていることがわかる | フォアアーム凹/グリップ凸のテノンでつなぐ |
フォアアームとグリップをつなぐ(中間ジョイントねじ+エポキシ) |
バット全体を旋盤にセット(初) |
リネンを巻く部分(「糸段」というらしい)を削って段差を作る | ジョイントピンを入れるために刃物逃げ部分を落とす |
落とした |
ジョイントピン5/16-14山をエポキシで接着 バラブシュカジョイント特有の凹部も作った | バットエンドを整えるために残っていた刃物逃げを落とす |
落とした |
下穴をあけた |
CNC旋盤の本領を発揮 バットエンドの処理完成 |
塗装 | ||
1回目の塗装:15分間隔で6回重ね塗り/イサム ウレタンクリア缶スプレー/強制排気しなかったため,ガレージ中に塗装粉が飛散し悲惨な状態になる | 導管を埋めた程度である/ペーパーをかけても輝くようなことはない |
どこまで削っていいのか分からず,非常に不安を感じながらのペーパーがけ:鱗状の肌目が特徴的である |
2回目の塗装:15分間隔で6回重ね塗り/1回目で使った(賞味期限切れの)缶スプレー/泡だらけの塗膜(塗膜とは言えない...)になってしまった | 違う部分のアップ:完全に失敗したと思ったものの........ |
ペーパー(#600>#800>#1000>#1500>#2000)+コンパウンド(#3,00>#7,500>#9,800)でつやが出始めた |
3回目の塗装:とくに足付けすることもせずに塗装したACファン+換気扇で強制排気するも,完全とは言えない | 塗装だけではピカピカにはならない |
ペーパーがけ(#600>>>#2000まで)+コンパウンド(#3,00>#7,500>#9,800)で仕上げる |
糸巻き | ||
始めは穴に糸の端をアロンアルファで接着 このあと,木工ボンドを塗る |
糸巻きに45分ぐらいかかってしまい,最後の方は木工ボンドが乾いた状態での糸巻きとなった | プレッサー(もどき)で絞めたあと,糸巻きの上から水でうすめた木工ボンドを塗った |
名前を入れて完成 | ||
「etude」を手書きでいれる | ||