CUE製作のTIPS

CUE製作に限らず,なにかをつくり出すのは膨大なTIPSの集積が必要である。全てを網羅することなどできないが,CUE製作をはじめてへ〜〜〜って思ったことを書き留めておく。キャリアが長くなればあたり前のことになってしまうけど,これからはじめようとするものにとっては,「へ〜〜〜」以外の何ものでもない。
  
 エポキシ ハギを組んだり,フォアアームとグリップを接着するときなど,接着剤としてエポキシ系の接着剤を使います。 エポキシ系の接着剤はホームセンターなどで購入できますが,CUEを作る場合に用いるには粘性が高すぎて扱いにくい,硬化時間が早すぎて使いにくいなどの欠点があります。そこで,船舶の外装塗装などに用いられる(あまり一般的とはいえない)エポキシを用います。 WEST SYSTEM社 SYSTEM THREE EPOXY社 が有名らしいです。 この手のエポキシは,主剤と硬化剤を別々に購入でき,硬化剤は硬化速度が異なるものが何種類かあります。
 塗装 CUEは仕上げとしてクリア塗装をします。一般的なのは,ウレタン塗料による塗装です(例外的なものとして,Tadのラッカー塗装がありますが,黄変します)。ウレタン塗装にはコンプレッサー+スプレーガンによる塗装が必須ですが,缶スプレーによる塗装も不可能ではありません(ただし,コストパフォーマンスが悪い)。おすすめは,イサム エアーウレタン 2液型缶スプレー315ml クリア です。
 リネン巻き バットのグリップ部に糸(アイリッシュリネン)を巻いたあと,プレッサーとよばれるものでグリップを(結構強く)はさみ,旋盤で回して糸巻きのムラを均一にする作業が必要です。 これには,ポーパー製のプレッサー を使うのが一般的です(アダムでもポーパー製のプレッサーを使っています。こちらの動画の6分4秒から)。
 リング素材 ジョイントピンのシャフト側,バット側には装飾としてリングが仕込まれることが多いのですが,これに使われることの多い素材には規格があって,内径が15.8 mmです。
 剣ハギ材の準備   剣ハギ材の切り出しに便利なジグを紹介します。
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